えっ!中国でVPN利用が禁止!?政府の通知内容は?

中国政府がインターネット規制を強化!VPNが利用できなくなる!

先日こうしたニュースが流れて、
「ついに情報統制の波がVPNまで及んできたか」と衝撃が走りました。

VPNが全く使えなくなると、中国で生活している人や仕事している人にとっては大変なことですが、このニュースの元になった、中国の工業・情報化省が発表した通知文を確認してみると、少し様子が違っていました。

その通知は、2017(平成29)年1月22日付けの「インターネット接続サービス市場の規範整理に関する通知(关于清理规范互联网网络接入服务市场的通知)」というものです。

これによると、この通知の趣旨は、無認可経営、認可範囲を超えた経営、認可の又貸しなどの違法行為を処罰すること、企業の責任を明確にすること、経営認可と接続元の管理を強化すること、インターネット情報の安全管理を強化すること、公平な市場秩序の維持すること、業界の健全な発展を促進することとありました。。

つまり、認可・無認可を問わずプロバイダーが好き勝手に営業している「何でもあり」の現状を改善するということです。

その流れでVPNに関しては、当局の認可を得ずに、独自に専用線を構築したり、借用して営業活動をしてはいけない。通信事業者はVPNなど国際専用線を貸している利用者に対して、社内業務にのみ使用して、国内外のデータセンターへの接続や通信サービスの営業を行ってならないことを明確にしなければならないとしています。

要するに、無認可=違法なVPNサービスはダメということ。ちゃんと認可を受けているところは、現行通り利用できるので、全てのVPNが使えなくなるというわけではありません

このため、中国で現地会社が提供するVPNサービスを利用している人のなかには、ひょっとしたら、今回の通知の影響があるかもしれませんが、日本の会社のVPNサービスであれば影響ありません。

とはいっても、このことは今回の工業・情報化省の通知による現時点での話です。今後、中国政府の情報統制やインターネット規制が強化される可能性は無きにしも非ずなので安心はできません。

 

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